第二回 ロボデックス展示会 見学報告書
報告者:ITSS事業部 野口
日時:1/18(木) 10:00~18:00
場所:東京ビッグサイト

1.ブース視察 10:00~16:00

1)シンクロボット社
ガソリンまたは水素電池で稼動するドローン
ガソリンが4時間、水素電池が3時間稼働する
運送手段としての広まりを期待しているそう。
・水素燃料電池稼動のドローン

・形がかっこいいドローン

・ちっこくてもこのお値段


・ガソリン駆動のドローン

・プロペラ型ドローン

2)みるくる社
オランダ研究機関が開発したレーザー3Dマッピングカメラ
3cmの精度 gpsなしで生物の中からスキャンできるとのこと。
スキャン速度は会場の広さでものの数分だそう。
・下についているカメラがそう

3)伊東電子社
ドローン用モーター。25kg規制緩和も見据えた高出力モーターを
開発している。外覆いが回転する事を売りにしていた
・プロペラの下にあるモーターがそう

4)CFD社
水中ドローンがユニーク。
ドローンと連携して測量を効率よくするマーカー装置も開発。
・水中ドローン

5)SMFレンタル社
パワースーツ、搬送ロボットなどのレンタル。
パワースーツは腰負担軽減に絞ったシンプル品。上げ下げおよび捻り上げ下げの負担40%軽減。
長くレンタルしてくれれば月4万円まで下げられるとのこと。

6)コボット社
アームを実際に動かしてのダイレクトティーチングが可能なロボットアーム。
協調ロボットなので触れると回避行動を取る。
ただしグリッパーは操作してのティーチングになってしまうとのこと、残念。

7)昭洋精機社
小型アクチュエーターポンプ。(数秒感覚で雫をポタポタ垂らす装置)
点滴や養殖場の餌遣りの用途を想定しているとのこと

8)協栄社
ラインで使う箱詰めロボットアーム。
この手の出展は結構あった。差別化がなく特徴がわかりずらい。
250万ぐらいでできるそう。

9)ジェイビーシー社
チャットロボット。ユニークな筐体デザイン。音声認識。
ヨイショな応答をするのがユニーク。実用できるか別として
なんとか差別化して埋もれないようにしたいという気持ちは素晴らしいと感じた。
・ヨイショチャットボット

10)ユニパルス社
同じ装置の動きを遠隔同調させる。
ネット経由でも可能。自動化が難しい作業を遠隔者にやってもらうことに使えるかも?と考えたが、
精度を出すため1台1000万の装置が2つ必要になるとのこと。
・シンクロする装置

11)ハプティクス研究センター
触覚を遠隔伝導させる研究。ロボットのセンサーとして考えているそう。
デモで見せてもらったのは伝達側装置の動きがダイレクトでないのでイマイチ分かりずらい。
・手前筒状の上部分をクルクルさせて操作

12)香川高等専門学校
誘電率変化検知による利用が容易な生体計測。
モノを刺したり、貼り付けたりが不要。
畜産業で飼育対象の健康管理に使えないか?と話をしたら、試してみる価値があるかもとのことでした。

13)新栄商工社
ラインのアームロボット。
出展品は普通でしたが、農業転用の話をしたら部長さんが親身に話を聞いてくださり感激しました。

2.講演 16:00~18:00

1)世界最新物流ロボットシステム紹介と現場の声
MUJIN社 x ASKUL社の事例

※MUJIN:勢いのあるロボットコントローラーの開発ベンチャー

なぜ爆発的に産業用ロボットが増えないのか?
→統一規格がないため。
→ティーチングが面倒
→基本的に賢くない
などの理由がある。

何故これらの課題が解決できないのか?
→コントローラー(ソフトウェア)の開発が難しい
→ビジョン(視覚)し認識させることはできている。しかし、その後どう動くべきかを教えるのが難しい。

そこで、コントローラーの改善が必要とMUJIN考えた。

取った手法は確実性がなくロジックが見えず改善の効かないディープランニングではなく、モーションプランニングを採用した。
→365日かかっていたティーチングが14日に短縮できた。(カゴに無造作に入れられた樹脂部品を別のカゴに移す作業)

ASKULさんのような多品種の物流センターへのロボット導入はティーチング不用にできたからこそ実現できた。
アスクルでロボットがピッキングできるのは5000種類。今もどんどん増やしている。
注文後最短20分で出荷できるところまできた

人だと高さ2mが限度だが、ロボットだと5m~できるので効率的になる 3倍の効率化
労働時間の制約がなくなる。3倍の生産性 逐次処理できる意味でも効率的

日本のEコマースが占める比率は1~2%。(欧米は10%~なのでまだまだ伸びる。)
Eコマースはネットでしか買えない特別品の購買習慣から、食料や飲料・日用品など日常スーパーで買うものまで買われ始めており、爆発的な伸びが期待されている。

コントローラー(ソフト)が変わるだけでロボットは変わる

MUJINの信念
→2つの現実とスピード感
・ロボットもスマートなことだけではない、地味なことに取り組み覚悟が必要(2人でスタートして最初は泊まりこみで調整した。)
・固定費コストが上がるので、事業そのものが成り立たなくなるので、自動化するかしないかで今後生き残れるかがかわる。その境い目が今。(両極化)
・勝ち組みと負け組みで差が開くのでスピードが大切(規模がコストを押し下げる)

2)物流現場の人手不足の解消のためのロボット化とIoT化
Fa.com社

20年前から進んでいた自動化(小品種)も、小売のビジネスモデル変化(多品種)により対応できなくなった。
コスト、タクト、スペースが割に合わなくなった。
ロボットシステムの見直しが必要な時期が来ている。

ロボットシステム価格は平均3700万円

それぞれの解決法
コスト→生産時間の延長、在庫スペースの減らす
タクト→人とロボットでプロセスを強調化、段取りは人がやる。
スペース安全柵、安全機構が組み込まれたロボットの使用

MUJINのティーチレスコントローラーは画期的でこれを使えば世界は変わる。

3.総括

・ドローンはそれだけのエリアが設けられるほど、注目されているようでした。
ただ活用事例に突っ込むと、協業先を模索中ですとの回答で、プロダクトアウト的な発想が目立ちました。

・ロボットはライン組み込み前提でアームだけで200万円~1000万円といったところでしょうか。

・特化作業をこなせるロボットは進歩している感がありました。

・「プロダクト先行で実用事例を創っていける協業先を探してます」のスタンスが多かったです。
導入側が見えないリスクに躊躇している状況でしょうか、講演でもありましたが勇気を持った1番目ペンギンの出現をみんなで待っている様子が頭に浮かびました。

以下おまけ

・やわらかい3Dプリンター用樹脂素材

・ドローンの飛行テストフィールド

・100万円する飛行機型ドローン

・調整中で動きが見れなかったのが残念

・脳波コントローラー 4端子の組み合わせで意思を汲み取る

・豆腐を崩さずに運べるグリッパ

・金属部品の概観検査ロボット

・金属部品の概観検査ロボット2

・洗濯物折りたたみロボット

・受付嬢ロボット

・受付嬢ロボット2

・空気圧で動作するパワースーツ

・中腰時の足負担を軽減するレッグスーツ

~以上~