社内の方とふと、トラウマの話を先日しまして。

 

トラウマができてしまったらそれを抱え込まずに、誰かに笑い話に変換して話すのが一番良いですよ、

という会話をしました。

 

で、先日わたくし海に日の出を見に行ったのですが。

初めての場所をカーナビで検索しながら向かいまして。

深夜に出発しました。

しばらくしてここかな?という駐車場の入り口らしきところに到着。

そのままずんずん進んでいくと、いきなりズズズ・・・という音がして車がストップしまして。。。

 

なんと知らず知らずの間に砂浜に迷い込んでしまい、車がスタックしてしまったのです。

本来ならばアスファルトのちゃんとした駐車場に着いているはずなのに・・・。

初見殺しです。

そうも言ってられませんので、DとRを交互に入れてみますが一向に脱出できません。

逆に穴を掘ってしまう形になってしまいました。

どんどん埋まっていく車。

墓穴を掘るってこういうことかもしれません。。。

急いで車から出て、周辺から木の板をかき集めてタイヤに噛ませます。

DにしたりRにしたりしますが、砂で空転するばかり。

焦る焦る!焦るオレ!

誰も来ない・・・朝4時の・・・暗闇の・・・寒い砂浜・・・。

そこで空転するヴーン!・・・というタイヤのあの音・・・。

1トン程度の車ですが、Nにしても全然押せませんしビクともしない・・・。

 

でもひらめきが!ここでレッカー車サービスを呼ぼうと思い、電話してみました。

色々と事情を説明してみますが、簡潔に言ってしまうとレッカー車も

砂浜に埋まってしまうので救出できないというのです。

打つ手なし・・・!

万策尽きた・・・!

絶望・・・!!

スタックから30分程度経ち、僕は底なしの不安からトラウマ状態になってしまいました・・・。

顔面蒼白で突っ立ってましたね。

 

 

 

 

 

 

 

すると後ろから車のライトで照らされました。

四駆の車が登場です。

自分の車の後ろまで来ると、同年代くらいの二人組が降りてきて。

「あ~、はまっちゃいましたか~?引っ張ります?」

と優しく声をかけて頂きました。

「えぇ!!いや~!是非!本当にありがとうございます!」

するとおもむろに、スっと牽引ロープを取り出します。

どこに引っ掛けますか?と聞かれ。

あまりの手際の良さに呆然としていました。

この方からしたら手慣れたものらしいのです。

 

急いで自分の車の荷台から緊急ツールセットを出して、バンパーの蓋を外して取りつけます。

初めて車の蓋をこじ開けて、アイボルトを取り付けました!

(アイボルトなんて付ける機会ありますか?)

 

で、そこからが早かった。

「じゃあ引っ張りますね~。」

グーン!グーン!と四駆で引っ張られる車、すると簡単に穴から脱出できたのです!

「はっ、初めて牽引された!!スゲー!」

そのままアスファルトの道路まで引っ張ってもらいました。

この「助かった~~!!!!」という感覚・・・充足感・・・今でも思い出すと体がしびれます・・・!

 

「本当にありがとうございます!なんとお礼を申し上げたらよいか!」

「いやいや、ここらじゃよくあることですから。」(実際そうらしいです)

「何か!何かお礼をさせてください!」(顔面蒼白のやばいやつですね)

「いえいえいいんですよ~」(暗闇なのに光輝いている相手の人)

 

僕は、トラウマを完全に吹き飛ばしてくれた、この二人組にどうしてもお礼をしたいと食い下がります。

すると「じゃあ、次に何かあったら助けてくださいね。」

そう残すと颯爽と暗闇の浜辺に消えていきました。

 

・・・・・・。

 

なにこれカッコイイ!!!

めっちゃかっこいいんちゃうん!!

惚れてまうやろ~!!(掘れた・・・だけにね)

僕が女性だったらこういう男性に惚れてまうでしょう!

かっこいいというのはこういう事なのでしょう!

僕の心臓は見ず知らずの人の親切によって、血液が集中してぎゅ~っと熱くなりました!

素晴らしいなぁ!

僕は感銘を受けた日をメモする性格です。

11/7はスタック記念日としました。

 

まぁ、もう絶対スタックしないぞ!と神と仏に誓った日でもありますけど。

そのあと、朝日を見ながら飲むMAXコーヒーの甘さは五臓六腑に染みたといいます。

 

冒頭に戻りますが、これを各部署の方に話しましたので、トラウマを完全に克服しました。

そうはいっても今でもスタックした場所の地図を見ると、ぞっとしてしまいます。

僕にとってのトリガーはここの一本道の地図です。

トラウマ系の論文をまとめた記事を読みますと、自分の体験を三人称を使って自分の中で振り返ると

自然とトラウマは薄れていくそうです。

いつもと違う場所の脳の部位を使うので、脳が混乱してトラウマと認識せずにいてくれるそうです。

 

帰りの車中、ドキドキを抑えるために、千原兄弟のチハラトークを聞きながら騙し騙し運転しました・・・。