株式会社ファンテクノロジー

イカちゃん

いつも大変お世話になっております猪瀬と申します。

 

 

例年とは違うゴールデンウイーク

 

去るゴールデンウィークでしたが、ほとんど家にいまして。

アウトドア派の自分としては退屈な連休かと思われました。

しかし、時間が豊富にあるのでじっくり本を読む事ができたり、

NETFLIXを一気見できてよかったですね。

 

ゴールデンウィークは好きなアーティストのライブが開催されていて

配信チケットにて参加していました。

コロナ禍でライブシーンがガラっと変わってきて、

芸人の単独公演しかり、トークライブしかり、音楽のライブしかり、、、

しばしば配信チケットを購入しています。

配信ライブの良いところは家にいて見られるし、何より見逃してもアーカイブで

観戦できるのがかなり良かったりします。

でもやっぱりライブ醍醐味は会場の前に並んだり、

会場の空気感を味わう事だと思っています。

物販の列に並んで、限定グッズが買えた買えないってヒリヒリ感も

味わえないのは、結構味気ないものがあります。

 

初実食!!

 

ゴールデンウィークは新発見がございまして、、、

ホタルイカの干物を炙ってひたすら食べていました。

気が狂うかと思いました。。。

 

ふと、人生でホタルイカの干物を食べたことが無いことに気が付き。

新しくなったトラ★アルで買ってみました。

一個だけそのまま食べてみたのですが、、、

えっ?、、、こんなもんなんだ、、、ふ~んみたいな、、、

酒飲みの皆さんが言うほどの事なくない?って印象。。。

それほど刺さらないというのがファーストインプレッションでした。

 

でも、こういうのは炙って食べないとだめだと翌日気が付きまして。

そういえばワカコ酒のドラマ内では、ワカコはちゃんとエイヒレを

炙って食べていたよなぁと思い出したのです。

僕はライターが無いので、キッチンのガスコンロで火傷スレスレで炙ってみました。

怪しくキッチンに立ち込める白い煙。

一気にホタルイカの香りが充満します!

・・・そうか!・・・これが正解だったんだ!・・・と確信を得ます。

焦げない程度に炙り、おもむろに食べてみます。

 

ざわっ・・・ざわざわっ・・・

 

すると口中に広がる芳醇な香りと濃い味!

「富山県だ!」

「おかあさ~ん!!富山県だよ~~!!」

そのとき僕は富山県が口中に襲来したと言います。

親指くらいしかない小さいイカですが、炙って食べるとかなり濃い味に変化します。

ワタというか、内臓?というかイカスミを食べているのでしょう、だからうまいのです。

 

立川志の輔の落語が好きで好きで、まくらで掛ける富山県の話を思い出しました。

僕の隣では志の輔の残像が肩をポンと叩いたといいます。

 

そこからはお気に入りのにごり酒をコップに注ぎ、

キッチンドランカーよろしくコンロで炙っては飲みを繰り返していました。

至福っ・・・!僥倖っ・・・!

 

ホタルイカのうまさを知れて、嗚呼俺はすっかりおじさんの年齢になったのだと涙を流していました。

キッチンは白い煙に包まれていました。

合法です。

 

この素晴らしき事実を誰かに共有したくて、リビングで海外ドラマを見ていた

家族におすそわけをしてみました。

扉を開けた瞬間、キッチンのホタルイカの匂いが大量にリビングへ注ぎ込み、

家族をオエっとさせてしまいました。

 

こうやって古き良き文化って一つ消えるんだ・・・と哲学的な気分になりました。

この記事を書いた人

猪瀬 達也

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